吉増剛造,マリリア【葉書Ciné】#24「芥川龍之介は、なぜ木に登ったんだ、矢庭に。」2020.10.8(Quintafeira)

当動画の編集と運営は、書肆吉成とコトニ社が共同で行っています。

詩人・吉増剛造さんとシンガーソングライター・マリリアさんのgozo’s DOMUSというチャンネルで、 2020年4月30日より毎週木曜日に映像詩「葉書Ciné」をアップしています。

葉書詩 吉成秀夫氏へ -1 OCT 2020
芥川龍之介の魂に、わたくしめが、とりついているのだな、展…。そうでないと、こんなにも、ごだわって、……七十有余年、……。龍之介よ、木登り魚よ。河童(かっぱ)の心の白いお皿に、大切なおれの血のひとたらしを。ゴゾhi

-マリリアさんの歌-
The Stone Ring

A mother-like shadow is saying
“Leave rope-marks
so that it won’t go back to the moon”
to a child

The voice of Sirius (Heaben’s Wolf)
“Let’s thin frost play, white
the fence will melt into the ground below”

If there’s a tree, were you running around the annular
ring of stones?

Of a beautiful name, the tail still floats in the vale

Vehicle
Tilting the basket, Central Highway, FUTABA Searvice Area,
when we were near it
wisteria’s whispering voice, faintly. reaching my ear Mount
Big Sister’s voice

“Leave rope-marks on the stope
Stones, how many?”

“Eight”

-映像の中の言葉-
gozo’Cine芥川龍之介フィルム

芥川龍之介
隅田川
河童
狂気
点鬼簿
木登り
もう一回見ながら言語化
僕の母は狂人だった。
歯車
木登りしている芥川龍之介
菊池寛
やにわに登った
セロニアス・モンクのピアノ
都市
両国
吉本隆明
垣内カイト
書いた作品だけじゃないんだよ
河童
萩原朔太郎
捧げ物
なんという指先のなんということだろうな
なぜ木に登ったんだ