世界中で愛される絵本モーリス・センダック『かいじゅうたちのいるところ』は、日本では最初『いるいるおばけがすんでいる』として出版されました。解説冊子「MOTER’S BOOK」が付録してあり、出版には三島由紀夫も関与していました。
さらに、文化人類学者・山口昌男氏によるセンダック論「野生の絵本」は絵本と神話的思考によってするどく読み解いています。
『かいじゅうたちのいるところ』の豊穣な世界をご紹介します。
参考文献は以下です。
モーリス・センダーク『いるいるおばけがすんでいる』(ウエザヒル出版社、1966年)
モーリス・センダック『かいじゅうたちのいるところ』(冨山房、1975年)
山口昌男『道化の宇宙』(講談社、昭和60年)