吉増剛造,マリリア【葉書Ciné】#29「自分の中にあるケモノを追いかける新しい人が現れました」2020.11.12(Quintafeira)

当動画の編集と運営は、書肆吉成とコトニ社が共同で行っています。

詩人・吉増剛造さんとシンガーソングライター・マリリアさんのgozo’s DOMUSというチャンネルで、 2020年4月30日より毎週木曜日に映像詩「葉書Ciné」をアップしています。

”水(みず)が濡(ぬ)れている”と、マーサ・ナカムラさんの詩の一行を、誤読してしまいましたそのときに、と発声をしたその刹那に(せつな)に、わたくしは、失神(しっしん)をしてしまう気(き)がたしかにしていたのだった。この言葉(ことば)の後(うしろ)に、どなたかがいらして、わたくしの”失神(しっしん)”をささえて下さる?
”水(うず)が濡(ぬ)れている”は、あるいは水(みず)のした言葉(ことば)であったのかも知(し)れませんでした。ゴゾ。
2020.11.1

GLADIO, GRIANDA(「デリダ行」より)

Cadeva un tronco
dove non c’era l’albero
ai margini del giardinoradice, gatto

L’odore del sale
di un foglio di sabbia
si fondano in bocca
gli occhi del mare

Gladiolo, grianda
Gladiolo, grianda
Gladiolo, grianda
gura, gura

Caduto il tronco
non nasceva suono
nell’angolo del giardino
radicce, gatto

Il suono che giaceva
nel isola di bosco
di terra rossa l’odore
gli occhi del mare

Gladiolo, grianda
Gladiolo, grianda
Gladiolo, grianda
gura, gura

(translated into Italian by Marco Mazzi)

-映像の中の言葉-
プール平
水を抜いてしまった
水の無い水の底を歩いている
ピンチハンガー
戻してやってる
ちがう目のささやき
萩原朔太郎
利根川
鯨の歯
マーサ・ナカムラ
広瀬川
乃木坂倶樂部
マスク
利根川の向こう側からの朔太郎さん
ケモノ
第28回朔太郎賞