吉増剛造,マリリア【葉書Ciné】#9「間の微かな自由」2020.6.25(Quintafeira)

https://www.youtube.com/watch?v=ltV2NJtzPXY

当動画の編集と運営は、書肆吉成とコトニ社が共同で行っています。

詩人・吉増剛造さんとシンガーソングライター・マリリアさんのgozo’s DOMUSというチャンネルで、 2020年4月30日より毎週木曜日に映像詩「葉書Ciné」をアップしています。

葉書詩 吉成秀夫氏へ。
これは「過去」に飛ばす”葉書”でした。
“記憶の底の声ーー大相撲(おおずもう)の名呼び出しだった小鉄(こてつ)さんの声が聞きたくなって、昔のCinéを聞いていましたよ、…。2007年の仏蘭西、ストラスブルグでした、…。何故だったのでしょうね、…”西(ニイシ)ーー名寄岩(なよろいわ)、…”という声の、…そう”声(こえ)の岩(いわ)、…”が、忘れられないのね、…。怖い程、深い声が聞こえて来ていました、…。ゴゾhi

GLADIO, GRIANDA (「デリダ行」より)
Cadeva un tronco
dove non c’era l’albero
ai margini del giardinoradice, gatto

L’odore del sale
di un foglio di sabbia
si fondano in bocca
gli occhi del mare

Gladiolo, grianda
Gladiolo, grianda
Gladiolo, grianda
gura, gura

(translated from Italian by Marco Mazzi)

注)
詩篇「デリダ行」『キセキ-gozoCiné』(2009、オシリス)
「gozoCiné#12 Strasbourg、いけぶくろ」(2007.4.10-5.19.撮影)については『キセキ-gozoCiné』p30.の八角聡仁の解説に詳しい。

ジャン=フランソワ・ポーヴロス(Jean-François Pauvros)
1947年生まれ。ギタリスト、作曲家。パリ在住。多くのソロ・アルバムの他、アート・リンゼイらとも共演。ダンスのための即興演奏や映画音楽の作曲なども手掛ける。

ストラスブール現代美術館で行われたライヴ・パフォーマンス(2007.4.10)は、吉増剛造、マリリア、ジャン=フランソワ・ポーヴロスのトリオで行われた。

与謝野晶子論は『詩をポケットに 下』NHKカルチャーアワー2002年に収録